【気象解説】3連休の天気や気温どうなる? 朝・夕は冷え込み注意
関東では10日も雲が多く、日中も涼しく感じられました。この先、3連休にかけては気温や天気がどうなるのか、気象予報士の木原実さんに聞きました。
関東は10日も雲が多く、都心でも一時、雨がパラつきました。そして、10日朝は各地で冷え込みが強まりました。東京都心の気温を振り返ると、朝の最低気温は15.2℃まで下がり、朝は薄手のコートを着ている人も多くみられました。その後、昼間にかけても平年を下回る気温でしたが、9日のように“昼間でも肌寒い”というほどではありませんでした。
ただ、このあと朝にかけては再び気温が下がり、11日の予想最低気温は15℃と空気がヒンヤリ。その後、日差しも出て気温は上昇し、11日の最高気温は25℃と夏日になる見込みです。
11日の予想天気図によると、列島には秋雨前線もかかっておらず、大陸のほうからやってくる高気圧に次第に覆われ、広い範囲で晴れそうです。そして12日、さらに13日にかけて高気圧の中心が日本付近に近づくため、3連休も広い範囲で晴天が続き、さらにこの高気圧は乾燥した空気を持っているので、気温が上がっても不快感のない、いわゆる「秋晴れ」となりそうです。
週間予報をみると、11日から14日にかけてはほぼ全国的に晴れて、絶好の行楽日和となりそうです。連休明けの15日から16日にかけては、広い範囲で雨が降るでしょう。
そして気温は平年より高く、西日本では真夏日に迫る暑さになる所もありそうです。とはいえ夏の時期とは違い、空気はカラッとしていますので不快感を伴う暑さではないでしょう。
ただ注意していただきたいのが朝晩と日中の気温差です。3連休中は、昼間は過ごしやすくても朝や夜は一気に冷えてきますので、脱ぎ着のしやすい上着を必ず持って外出するようにしてください。