広島に「大雨特別警報」鈴張川で車流される
気象庁は、記録的な大雨によって、重大な災害が起きる恐れが高まっているとして、広島市に「大雨特別警報」を発表しました。
広島市は現在、警戒レベル5に相当する「大雨特別警報」が出されています。広島県では南部と北部に「線状降水帯」が発生し、非常に激しい雨が同じ場所で降り続いています。命に危険が及ぶ土砂災害や洪水による災害発生の危険が非常に高まっています。
広島県内では、降り始めからの降水量が広島市の佐伯区で174ミリを記録しているほか、北広島町で216ミリ、安芸高田市で213.5ミリとなっています。
県内では、広島市安佐北区、安芸高田市、北広島町の一部地域に警戒レベル5の「緊急安全確保」が出ているほか、各地に警戒レベル4の「避難指示」が出ています。県内の河川は、広島市安佐北区の鈴張川など、8か所の観測地点で氾濫危険水位を超えています。鈴張川では、道路が崩れて車が川に流されて、現在消防が捜索しています。
広島市では、13日昼過ぎまで、局地的に雷を伴った非常に激しい雨が降る見込みで、24時間の降水量は多いところで、南部・北部ともに200ミリの予想です。土砂災害や河川の氾濫に最大級の警戒が必要です。