3県に大雨特別警報 広範囲で重大災害恐れ
気象庁は、活発な前線によって「これまでに経験がないような大雨になっている」として、福岡・佐賀・長崎の3県に「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表し、命を守る行動を取るよう強く呼びかけています。
気象庁は、午前2時15分に佐賀県と長崎県、午前5時50分には、福岡県にも「警戒レベル5」にあたる大雨特別警報を発表しました。
国土交通省によりますと、佐賀県を流れ有明海に注ぐ六角川では氾濫が発生し、今後、昼にかけて満潮を迎えることから、水位が下がりにくい極めて危険な状況が続くということです。
九州の西、「東シナ海」上にある活発な雨雲が、今後も次々と九州に流れ込み、他の河川も氾濫の危険が高くなると説明しています。
活発な前線は、1週間先まで停滞する見込みで、気象庁は、西日本や北陸、岐阜や長野などの広い範囲で重大な災害が起きる恐れがあるとして、九州以外の地域も厳重に警戒するよう呼びかけています。