７６回目の終戦の日の１５日、日本武道館で午前１１時５１分から、政府主催の全国戦没者追悼式が始まります。東京都などに緊急事態宣言が出ている中、参列者の数は、過去最少となる見通しです。

今年の追悼式は、新型コロナウイルスの影響で、青森県や大阪府、沖縄県など２２の府県の遺族が出席を断念するなど、参列者は、過去最少のおよそ２００人となる見通しです。

参列者の最年長は、兄が戦地で命をおとし自らも陸軍で少年飛行兵だった９４歳の長屋昭次さんです。

参列者最年長・長屋昭次さん（９４）「兄のことを思うとですね、泣けてきます。戦争は絶対にやってはいけない」

追悼式は午前１１時５１分から始まり、正午には１分間の黙とうが捧げられ、天皇陛下がお言葉を述べられます。