密避けられる農作業“シェア畑”人気高まる
東京都内の住宅街にある広い畑を、シェアして利用する人が増加しているといいます。トマトにナス、キュウリにピーマンまで、都内で畑をシェアする人が増えているワケとは?
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都内の住宅街にある広い畑で、小学生の男の子が、夏休みに自分で育てた白ナスを収穫していました。
「これは枝豆で、これが白ナス。大変だけど楽しい」
別の女性は、トマトにナス、キュウリにピーマンまで収穫していました。
「実際に食べてみて、すっごくおいしいので、やってみてよかったなと思っています」
利用者がそれぞれ区画を借りて野菜を育てることのできる、シェア畑です。
そのシェア畑が今─。
アグリメディア・多田正大さん
「コロナ禍になる前の2倍ぐらいの新規契約者数になってるかなと思います」
そのワケは─。
利用者
「体を動かすという意味でもすごくいいなと思っています。密にならないし」
外で密を避けられるとして、農作業が注目されています。利用者たちは感染対策をし、近所から通っているといいます。
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18日、練馬区の農園にも多くの人の姿がありました。
利用者
「隣の方とのスペースも保たれているので、感染対策に気をつけながら作業できるのはうれしいですね」
農業体験ができるこの農園では、コロナ前の抽選倍率は、1.5倍ほどでしたが、今ではおよそ5倍になっているといいます。そして、人気の高まりとともに、気をつけているのが、新型コロナへの対策です。
緑と農の体験塾・加藤義松園主
「年間60日ぐらいの講習会をZoomでも配信しています。(利用者は)誰もいないようなところを見計らって農園にきて作業していると」
これまで、対面で行われていた講習会の一部をリアルタイムでネット配信しています。さらに、その動画をHPでも公開していて、利用者が密にならないようにしているということです。