コロナ禍で焼き鳥“無人販売”万引き相次ぎ
売り上げを取り戻したいと、焼き鳥店が始めた無人販売が、相次ぐ万引き被害で営業中止を余儀なくされました。
緊急事態宣言により休業している栃木県宇都宮市の焼き鳥店。通りに面した店の前には冷蔵庫があります。
ちkiちki 菊地寿洋店長
「お金は商品をとっていただいて、こちらの枠のところに入れていただく」
今年6月、24時間焼き鳥を購入できる無人販売を始めました。
ちkiちki 菊地寿洋店長
「コロナ禍で実際の店舗の売り上げの方も落ちていまして」
苦境を乗り切ろうと始めた無人販売。しかし8月、開始からわずか2か月ほどで営業中止を余儀なくされたといいます。
その理由とは…
ちkiちki 菊地寿洋店長
「勝手にあけて勝手にとっていって」
お金を入れず商品だけをとっていく“万引き”の被害。一晩で冷蔵庫に入れていた20~30パックが全て盗まれることもあったといいます。
ちkiちki 菊地寿洋店長
「常連さんが楽しみにして買いに来たら、買えないんだってことで、思いが無駄になってしまうのが一番悲しいですね」
営業ができない中、資金的にも厳しい状況だと話していました。