コロナ禍で「非接触」続々 最新技術を駆使
コロナ禍で「非接触」のサービスが広がる中、AIなどの最新技術を駆使したお店が続々登場しています。
都内のとあるお店。(ロボットマート 東京・中央区)
「なんだろうこれ?」
男の子が興味津々に見つめていたのは…
「お越しいただきありがとうございます。今準備しますので少々お待ちください」
かわいらしい顔と機敏に動くアームを持ったロボットです。
食料品などを売る店の一角で飲み物を販売しています。
アイスココアを注文した男の子
「おいしい。これ、ロボットが作ったよ」
日本初だという全自動コーヒーロボット。作り手の腕が試されるドリップコーヒーもお手の物。ただ、注文を受け付けるためのQRコードを渡す作業は、まだ店員の助けが必要。
ロボットセキュリティポリス 三塚剛代表取締役
「最終的には一連の流れを無人化できればと考えております。ロボットによる接客の部分がもう少し良い物になってくれば、それも実現可能かなと」
完全に無人で買い物を楽しめる店も…
男性向けの小物を取り扱う店(SECURE AI STORE LAB 東京・新宿区)。店内にあるのは、商品と液晶画面だけです。
実は、この店を管理しているのはAI。30以上のセンサーと複数のカメラで客の動きを常に把握。
記者
「実際に商品を手にとってみますと、目の前の画面にその商品の説明が出てくるんです」
誰がどの商品を手にとったかなども、すべて記録しているといいます。もちろん、会計も最先端。退場ゲートで顔認証と暗証番号を入力すると、自動で精算。
セキュア・事業開発本部商品開発課主任 松永匠さん
「ITの技術用いて、お客さんに使いやすいようなものを提供したい。人との関わりなく買えるという所はひとつ利点になってると思います」
先週から販売がはじまったマンション。実は、いたるところに「触らない」ための仕掛けがあります。
記者
「こちらの水道、手をかざすだけで水が出るようになっています」
部屋の水道は、キッチンも洗面所も手をかざすだけ。
共用部のエレベーターも、ボタンを触らずに操作が可能だといいます。
ポラスグループ中央住宅・係長 西牟田奈津子さん
「集合住宅はいろんな方が、いろんな家庭が住む。家庭ごとに訪問者がいるということで、触らない、(ウイルスを)持ち込まないということをベースに考えました」
コロナ禍で進化したサービス。最新技術の活用は、まだまだ広がっていきそうです。