住宅街で目撃された“謎の動物” 正体は?
福岡市、8月30日午後9時頃。動画の撮影者が犬を散歩させていると、一点を見つめたまま動かなくなる飼い犬。その先にいたのは、目を光らせた“謎の動物”です。
そして、撮影者に向かって、はねながら駆け寄ってきたのです。
“謎の動物”が現れた現場へと向かうと…
アナウンサー
「住宅街ですね。まさに、この辺りで発見された謎の動物、正体は一体なんなのでしょうか?」
福岡市の動物園で、動画をみてもらいました。
福岡市動物園・飼育第2係長 井之上尚文さん
「アナグマですね。口元がシュッとなっているのは、アナグマです。街中にたまに出てくるのかなと思います」
謎の動物の正体はイタチ科の「アナグマ」。
本来は山や森林に生息していますが、最近は、甘みのある果物などを求めて住宅街に出没。年々、農作物への被害が増えているということです。
実は、撮影者は半年ほど前から同じアナグマとみられる動物が、道路の側溝などにいるのを見かけていたといいます。
福岡市動物園・飼育第2係長 井之上尚文さん
「側溝などの中にいたりする。溝の中で子どもを産んで、溝の中を移動していた。外敵がいないから」
アナグマが住宅街に棲みついている可能性もあるようです。動物園は、遭遇しても決して触れないよう注意を呼びかけています。