政府が島根原発周辺の住民の避難計画を了承
政府は原子力防災会議を開き、中国電力が再稼働の準備を進めている島根原発の周辺地域の住民の避難計画について了承しました。
島根県にある中国電力島根原発は、日本で唯一、県庁所在地に立地し半径30キロ圏内には約45万7000人が住んでいます。周辺の人口は全国の原発の中でも茨城県の東海第二、静岡県の浜岡原発に次いで3番目の多さです。そのため島根県内だけでなく、広島県や岡山県への避難も計画されています。
また、新型コロナウイルスの感染症対策も盛り込み、避難する車両を分けたり、移動先でも別の施設に避難したりするなどの対策がとられています。
島根原発2号機は今年6月、原子力規制委員会で再稼働に向けた安全審査に事実上合格し、再稼働に向けた準備が進められています。