市街地にサル…小学生を襲う 相次ぐ被害が
カメラに向かって走ってくるサル。人の姿を見ても慌てる様子をみせず、ゆっくりと去って行きました。今月3日、北九州市若松区で撮影された映像です。先月からこの地域でサルが人を襲う被害が相次いでいます。
サルは住宅の車の下にいました。女性が発見すると突然襲いかかってきたといいます。9日午後2時半ごろ、この家に住む78歳の女性がサルに右足をかまれ、ケガをしました。被害にあった女性の夫は。
被害にあった女性の夫「ひっくり返った瞬間に足かまれた。(奥さんは)まだパニック状態みたい」
市によると、9日までに9歳の女の子が自宅の庭でかみつかれるなど合わせて16人がケガをしています。市の担当者も頭を悩ませています。
北九州市鳥獣被害対策課・柳川尚孝課長「サルまさに神出鬼没で行動力、行動範囲も広いですから、目撃すること自体難しい」
すべて1匹のサルによる被害とみられていて、市は「若松ハナレザル」と名づけて注意を呼びかけています。