ホームレス対象に“集団接種” 台東区
東京・台東区では10日、ホームレスの人たちを対象に新型コロナワクチンの集団接種が行われました。
台東区では10日、路上やネットカフェなどで暮らすホームレスの人たちが、1回目の接種を受けました。台東区によりますと、ホームレスの人たちには住民登録がなく、接種券を送付できないため、支援団体と連携して先月、告知用のチラシを配布していました。
希望する人には今月2日と3日に整理券を受け取りにきてもらい、名前や生年月日などを聞き取り、接種券を発行するための手続きを行ったということです。上限120人中97人の申し込みがあり、10日は男女あわせて32人が接種したということです。
集団接種は11日も行われ、区の担当者は「区内に住んでいて接種を希望する方には、可能な限り接種の機会を提供していきたい」としています。