国が積極的な接種の呼びかけを中止している「子宮頸がんワクチン」について、厚生労働省の部会は、積極的な呼びかけを再開する方向性を示しました。

専門家部会は、子宮頸がんワクチンについて、接種後に出た症状との関連性が明らかになっていないことや予防効果が確認されていることなどから国の積極的な勧奨について、「妨げる要素はない」とし、再開する方向性を示しました。

子宮頸がんワクチンを巡っては８年ほど前、定期接種となった直後に、接種後の全身の痛みなどの報告が相次ぎ、「積極的勧奨」を中止していました。

専門家からは接種後の症状を診察する病院の拡充など今後の課題も示されました。