台風１６号は、今後も加速しながら日本の東の海上を北上し、２日夜には温帯低気圧に変わる見込みです。強い風の吹くエリアがかなり広いのが特徴であるため、今後は台風が離れていっても風の影響はまだしばらく残りそうです。

台風の中心付近の活発な雨雲は、すでに関東を抜けましたが、関東では１日夜遅くにかけて、沿岸部で暴風が吹き荒れそうです。また、東北も１日夜遅くにかけては強い雨の降るところがあって、２日明け方までは暴風に警戒が必要です。

２日の日中は関東や東北の天気も回復しますが、海はまだ大しけのところがあります。天気が回復しても海のレジャーは十分ご注意ください。

【予想される波の高さ】
■１日
関東地方、伊豆諸島　　　９メートル
東北地方　　　　　　　　７メートル
東海地方、小笠原諸島　　６メートル

■２日
関東地方　　　　　　　　８メートル
東北地方　　　　　　　　７メートル
伊豆諸島　　　　　　　　６メートル

【予想最大瞬間風速】
■１日
関東地方、伊豆諸島　　４５メートル
東北地方　　　　　　　３５メートル

■２日
東北地方　　　　　　　３５メートル
関東地方　　　　　　　３０メートル

さらに、この週末は急な暑さにも注意が必要です。１日に肌寒かった東京は、一気に３０℃近くまで上がる予想です。空気はからっとしますが、服装や体調管理にお気をつけください。

来週も季節は足踏み状態で、西日本や東日本を中心に、１０月とは思えない残暑が続く見込みです。朝晩との気温差はさらに大きくなるでしょう。