×

水道橋に“異常な腐食”仮設工事がスタート

2021年10月6日 18:16
水道橋に“異常な腐食”仮設工事がスタート

今月3日、和歌山市の紀の川にかかる水道橋が崩落。現在も約6万世帯で断水が続いている問題で、生活再建への第一歩となる新たな動きがありました。

トラックからおろされていく巨大な水道管。6日から“仮設の水道管”を設置する工事が始まったのです。仮設の水道管ができるのは、崩落した水道橋に並行してかかる県道の橋で、6日朝から、全面通行止めとなっています。

和歌山市は、8日の夜から仮設の水道管で水を送り始め、9日早朝には、断水は解消するとしています。

一方でドローンを飛ばすなどし、原因の調査も続けられる中、和歌山市の尾花正啓市長は「つり材の横に出している風対策のところ、その上の部分の劣化が激しい」と述べました。

破断した部分から“異常な腐食”が見つかりましたが、先月行った目視での点検では確認できなかったということです。市は専門家による調査で、原因究明を急ぐとしています。