【震度5強】今後2~3日は強い地震に注意
7日午後11時前、東京と埼玉で震度5強の揺れを観測する強い地震がありました。気象庁は、今後2~3日程度は強い地震が起きやすいとして、エレベーターの停止や、コンクリートの落下などに注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、7日午後10時41分ごろ、関東地方で強い地震があり、東京都の足立区や、埼玉県の川口市、宮代町で震度5強の揺れを観測したほか、千葉県、神奈川県内でも最大震度5弱の強い揺れを観測しました。震源は千葉県北西部、震源の深さは75キロ、地震の規模を示すマグニチュードは5.9と推定されています。この地震による津波はありませんでした。
東京23区で震度5強の揺れを観測したのは、10年前の東日本大震災以来となります。
気象庁 地震津波監視課・束田進也「都市部で発生した地震ですので、エレベーターの停止、コンクリートの落下などに注意してください。特に、地震発生後2~3日程度は、規模の大きな地震は発生することが多くあります」
気象庁によりますと、震源の千葉県北西部は、地震を引き起こすプレートが複雑に絡み合い、「地震の巣」と呼ばれるほど地震活動が活発な場所で、2005年7月にもマグニチュード6.0の地震が発生し、東京・足立区で震度5強の強い揺れを観測しています。
気象庁は、震源から離れた東京の足立区や埼玉の川口市などで最も揺れが強くなった理由について、「周囲より地盤が弱いことが原因と考えられる」と説明しました。その上で、今後1週間程度は同じような規模の地震が起きる恐れがあるとして、家具の転倒や、ブロック塀の倒壊にも注意するよう呼びかけています。