国政進出を目指していた新党「ファーストの会」は、今回の衆議院選挙に候補者の擁立を断念する方針を明らかにしました。

東京都の小池知事が特別顧問をつとめる地域政党・都民ファーストの会は１５日午後、都議を集めた会議を開き、新たに設立した国政政党「ファーストの会」について、今回の衆院選での候補者の擁立を断念する方針を決めました。

理由については、「公示日が早まったことなどで、都民の期待に沿う戦いは難しいと判断し、次の国政選挙にむけて取り組んでいきたい」としています。

「ファーストの会」は、今月３日に設立会見を行い、今回の衆院選で東京の選挙区を中心に候補者を擁立すると表明していましたが、小池知事自身は、出馬しない考えを示すなど、新党として支持の広がりを欠いていました。