２０日は東京も北風が吹き荒れましたが、発達した低気圧の影響で、北日本や日本海側では大荒れの天気となりました。

新潟県佐渡市の漁港には、高波が押し寄せています。最大瞬間風速は佐渡市両津で２９．１メートル、相川で２７．３メートルと、台風並みの暴風が吹き荒れました。

気象衛星を見ると、日本海にびっしりと筋状の雲が出ています。これだけ見ると真冬のようにも見えます。

上空にこの時期としては強い寒気が流れ込んできました。この影響で、２０日夜も日本海側や北海道には雨雲がかかっています。北海道は太平洋側でも雨が降っています。このあと、２１日にかけて、日本海側や北日本を中心に雨や、標高の高い所は雪が降るでしょう。

また、西からは前線の雨雲が広がってきます。九州から沖縄は雨で、四国や紀伊半島でも夜遅くには雨の降り出す所があるでしょう。

予想雨量は、２１日夕方までの多い所で、北海道で１２０ミリとなっています。既に１００ミリを超える大雨となっている所がありますので、引き続き土砂災害に警戒し、落雷や突風、強風や高波に注意が必要です。