日産ケリー被告「いかなる罪も犯してない」
日産自動車の元会長、カルロス・ゴーン被告の側近だったグレッグ・ケリー被告の裁判で、27日、最終意見陳述が行われ、ケリー被告は「私はいかなる罪も犯していません」とあらためて無罪を主張しました。
ゴーン被告の側近だった元代表取締役のケリー被告は、ゴーン被告の報酬を有価証券報告書に91億円あまり少なく記載した罪に問われています。
27日、東京地裁で行われた最終弁論で、弁護側は「ゴーン被告との間で共謀の成立を直接推認させる証拠は一切存在しない」「検察の描くケリー被告の人間像は不当に歪められたものだ」などと述べ、あらためて無罪を主張しました。
ケリー被告も最終意見陳述で「私はいかなる罪も犯していません。私がとった行動は日産にとって最善の利益になるものであったと思います」などと述べました。
裁判は27日で結審し、判決は来年3月3日に言い渡される予定です。