“裏報酬”支え…ケリー被告に懲役2年求刑
日産自動車の元会長カルロス・ゴーン被告の側近だったグレッグ・ケリー被告の裁判で、検察側はケリー被告に懲役2年を求刑しました。
ゴーン被告の側近だった元代表取締役のケリー被告と法人としての日産は、ゴーン被告の報酬を有価証券報告書に91億円あまり少なく記載した罪に問われています。
29日の裁判で、検察側はケリー被告について「リスクに対処する法律的知識のある参謀だった」「ゴーン被告の“裏報酬”の仕組みを支えた」などと述べました。
その上で、「犯行で重要かつ不可欠な役割を担っていた」と指摘し、ケリー被告に懲役2年を求刑しました。
また、法人としての日産に対しては罰金2億円を求刑しました。
次回の裁判は来月27日に開かれ、弁護側の最終弁論などが行われ、結審する見通しです。