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130人犠牲 パリ同時多発テロ裁判始まる

2021年9月9日 3:01

6年前、130人が犠牲となったフランス・パリ同時多発テロ事件の裁判が始まりました。実行犯のうち唯一の生存者の男は、「アラーの他に神はなし」などと述べ、裁判長に発言を遮られる場面もありました。

パリでは2015年11月、イスラム過激派が、中心部のコンサートホールや郊外の競技場などを狙った同時多発テロを起こし、130人が犠牲となりました。

実行犯のうち唯一の生存者であるサラ・アブデスラム被告ら20人の裁判が8日始まり、地元メディアによりますと、アブデスラム被告は、「はじめに『アラーの他に神はなし』と言っておきたい」などと述べ、裁判長が発言を遮ったということです。

また、その後の人定質問では、「あらゆる職業を放棄し、イスラム国の戦士となった」などと語ったということです。

今回の裁判には、遺族や被害者など1800人以上が参加していて、判決は来年5月に言い渡される予定です。