“不正利用”真鶴町長 住基台帳も不正入手
神奈川県真鶴町の町長が、選挙人名簿の個人情報を不正利用していた問題で、町長が住民基本台帳も不正に入手していたことが新たにわかりました。
この問題は真鶴町の松本一彦町長が町の職員だった去年、自らの町長選挙に利用するため、勤務時間外の夜中に町役場で、およそ6600人分の有権者の氏名や、住所などの個人情報が記載された選挙人名簿を不正にコピーしていたものです。
29日、松本町長が経緯を説明するため臨時の町議会が開かれ、新たに、住民基本台帳の転出届なども不正にコピーしていたことが明らかになりました。
また松本町長は自分で名簿をコピーした後も、最新の名簿を入手するため、選挙管理委員会の事務局長に指示して、不正に新たな名簿のコピーを入手したほか、元町長や議会の議長などにも名簿を渡していました。
松本町長は議会の承認を得た上で、来月4日に辞任するということです。