道路陥没前、隣のビル建設現場で“亀裂”か
2日早朝、東京・JR吉祥寺駅近くの道路が陥没し、ゴミ収集車がはまる事故がありました。発生からおよそ半日がたつ午後4時前の状況を現場から中継します。
午後3時50分現在も車は陥没した穴にはまったままで、引き上げのめどはたっていません。現場の手前では隣のビルの水道がとまらないようにするため、地上に仮の水道を通す作業が続けられています。
警視庁によりますと、2日午前6時前、武蔵野市吉祥寺本町で、「道路が陥没し、ゴミ収集車の後輪がはまった」と通報がありました。陥没でできた穴は縦およそ10メートル、横およそ4メートル、深さは2~5メートルほどとみられています。ゴミ収集車には男性2人が乗っていましたが、ケガはありませんでした。
すぐ隣にあるビルの建設工事現場では、地面が掘り下げられ、土砂の流出を防ぐための「土留め」の壁も設置されていましたが、作業員によると、陥没の前にはこの土砂を防ぐための壁に亀裂が入っていたということです。
警視庁は、この亀裂から道路の下にあった土砂が工事現場に流れ出た可能性があるとみて関連を調べています。
現場の周辺ではガス管や水道管が破損していないか確認が続けられていて、警視庁などによりますと、一両日中に車を撤去するのは難しく、再び道が通れる状態になるにはひと月以上かかる可能性もあるということです。