会計検査院 決算2100億円あまり不適切
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会計検査院は、昨年度の国の決算で2100億円あまりが不適切だと指摘する検査結果を、岸田首相に提出しました。
会計検査院が、税金の無駄遣いや法令違反などを指摘したのは210件。金額は合わせて2108億7231万円でした。
今回は新型コロナウイルス対策事業にも検査が行われ、持続化給付金や雇用調整助成金については、不正受給や過払いがおよそ20億円にのぼったと指摘しました。
また、いわゆる「アベノマスク」をめぐっては、調達した量の3割近いおよそ8200万枚が倉庫に保管され、およそ6億円の費用がかかっているほか、不良品が発生による検品作業で21億円あまりが費やされたと指摘しました。
さらに、接触確認アプリ「COCOA」について、不具合への対応や、業者との契約のあり方などが不適切だったとしています。