岸田首相は１２日、都内の「子ども食堂」を視察し、経済的な困難を抱える人たちの支援団体と意見交換しました。

岸田首相は、野田孤独孤立担当相とともに、低価格で食事を提供する「子ども食堂」を視察し、経済的な困難を抱える人たちの支援団体から、コロナ禍で困窮するひとり親家庭の実情などを聞き取りました。

支援団体側は、「このままではセーフティーネットがもたない」と国による支援の必要性を訴えたほか、子ども世帯への給付金や、子ども政策を一元的に担当する「こども庁」創設に期待感を示しました。

視察後、岸田首相は記者団に対し、「苦労されている方々と、行政の橋渡しをするＮＰＯを支援する取り組みを考えなければいけない」と語り、経済的な困難を抱える人たちと行政をつなぐＮＰＯへの支援を強化する考えを示しました。