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2021年11月13日 12:37

「近場」高尾山に人波…“GoTo”に期待

「近場」高尾山に人波…“GoTo”に期待
(c)NNN

■飲食店の人数制限“撤廃”へ

12日夜、東京・新橋の居酒屋を訪ねました。新型コロナウイルスの感染拡大前と変わらないほど続々と客が訪れていましたが、人数制限の対策が採られていました。

テーブルをつなげると10人以上は優に座れるスペースでも、置物を載せたテーブルを間に挟み、席を分けていました。

緊急事態宣言解除後の今も残るのが、「1つのテーブルにつき4人まで」の人数制限です。政府はこの制限を緩和する方針であることが分かりました。

現在、飲食店は営業時間や酒の提供に制限はありませんが、5人以上の会食は避けるよう求められています。

政府案によると、行動制限の緩和後は、この人数制限を撤廃。再び宣言が出された場合でも、都道府県が認めた店であれば、午後9時までの時短要請は出されますが、酒の提供はできます。人数も「ワクチン・検査パッケージ」を活用すれば制限はなくなります。

女将
「元に戻れるかなと思って、めちゃくちゃうれしいです。ここ2年間だめだめだめだめって言われて、今がありますから」

政府は行動制限の緩和について、19日に専門家の意見を聞いた上で決定し、できるだけ早く適用する方針です。

■都内から…平日の高尾山に人波

木々が色づき始めた東京・八王子市の高尾山。平日にもかかわらず、12日は多くの人が訪れていました。その多くは、都内など近場からでした。

都内の登山客(20代)
「遠くまで行っちゃうと、『旅行行った?』みたいに会社からも言われちゃったりとかもあるので…」

麓のホテルでは夜になると、普段体験できない薪割りや、たき火を楽しむ人の姿がありました。高尾登山が2年ぶりの旅行という、都内から来た家族に話を聞きました。

「(新型コロナウイルスのワクチン)接種も終わって、(感染者の)人数も減ってきているので」。気になるのは、政府の観光支援策「GoToトラベル」です。「ありがたいよね。(旅行)行きたいよね」「行きやすくなる。負担も少なくなるし」と期待していました。

■「GoToトラベル」年内は見送り

12日夜、銀座の中心地にある「クインテッサホテル東京銀座」を訪ねました。

総支配人に、2人用の「スタンダードツイン」という部屋を案内してもらいました。総支配人は「お1人7500円で販売しております」と言います。

リーズナブルな価格をウリに、ビジネスや観光目的の客に利用されているといいます。ただ、前回の「GoToトラベル」では満足できる効果はなかったといいます。

「高単価のホテルの方が割引額が多いので、そちらにお客様が行っている傾向がありました」と総支配人。高価格帯のホテルに客が集中したため、売り上げが伸びなかったといいます。

このため政府は、料金の安い宿の割引率を上げることも検討しているといいます。

岸田首相は周辺に「今年の年末年始は人流が増える。GoToトラベルで拍車をかけるのは良くない」と話しているといい、年内の再開は見送る方針であることが分かりました。再開時期については、年明け以降の感染状況などを見ながら、慎重に判断する考えです。

■3密避け…「七五三」コロナで変化

一方、子どもの成長を祝う七五三で、今増えているというのが、神社などに来てくれる出張撮影です。ネット上で撮影する地域や日程などを確認し、カメラマンを選択できます。

出張撮影を利用した家族は「コロナ禍で、家族で外で写真を撮るという機会がほとんどなかったので」と言います。

3密を避けられる点などから、出張撮影のマッチングサービスを行う「fotowa」によると、10月の利用者はコロナ前(2019年10月)の約1.6倍に増えているといいます。

■マイナカード申請“急増”ワケは

東京・板橋区のショッピングセンターでも、子どもの写真撮影が行われていました。目的は七五三ではなく、板橋区が行っているマイナンバーカードの出張申請受け付けです。

ここで申請すると、区内で使える2000円分の商品券がもらえます。それに加えて、ある特典が注目されています。

板橋区の担当者
「マイナポイント2万ポイントの話が出て、それを受けて急激に申請数が伸びている状況です」

政府の経済対策である「最大2万円分のポイント付与」が後押しになっているといいます。

(11月12日『news zero』より)