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「軽石」いつ関東に…最新の漂着予測は

2021年11月18日 9:25
「軽石」いつ関東に…最新の漂着予測は

沖縄で除去に10億円以上がかかるなど、各地で被害が深刻な軽石。今後の動きを予測した最新のシミュレーションでは20日にも伊豆諸島周辺に到達し、25日ごろまで漂流するとみられます。沖縄レベルの量が伊豆諸島に来る可能性があり、影響が懸念されます。


■20日にも…伊豆諸島周辺へ到達

有働由美子キャスター
「各地で被害をもたらしている軽石の問題で、関東にも大量に来るという話が出ています。実際、いつ来るのでしょうか?」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「軽石の動きを予測した、海洋研究開発機構が公表している最新のシミュレーションを見てみます。17日午後11時時点で、まとまった軽石が、海上に線のようになって現れています。北上した先、伊豆半島の南にも漂流していると予測されています」

「注目したいのは伊豆諸島の辺りです。時間を進めてシミュレーションすると、軽石は東に流されていきます。20日の土曜日ごろまでに、伊豆諸島周辺に到達しています」

有働キャスター
「既に軽石が来ている島もありましたが、もっと多く来るかもしれないですね」

小栗委員
「そうですね。さらに時間を進めてみると、伊豆諸島周辺にはしばらくとどまり、25日辺りまで漂う予測となっています。今のところ、伊豆諸島以外の関東沿岸には来ないとみられています」

■「沖縄レベル」の量も…影響懸念

「では、伊豆諸島にどれくらいの軽石が来るのでしょうか。海洋研究開発機構によると、沖縄レベルの量の軽石が伊豆諸島にも来る可能性があります」

「沖縄では、観光や漁業に大きな影響が出て、港の軽石の除去には10億円以上がかかるといいます」

有働
「それを考えると、伊豆諸島も心配ですね」

小栗
「伊豆諸島の式根島の役場に聞いたところ、『これから伊勢エビ漁が始まるから心配。また島同士をつなぐ連絡船が使えないと、食料や物資の運搬にも影響がある』とのことでした」

■25日まで…回収のアイデア募集

有働
「軽石の回収は非常に大変で、手間がかかっています」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「企業だと、課題と需要があれば事業として開発を目指していくこともあると思いますが、今回はこれまでにあまりない、稀有な現象だと思うので、企業が事業として乗り出していくのも、なかなかハードルがあるのかもしれません」

有働
「国土交通省では、この軽石を回収する技術やアイデアについて、25日まで民間事業者などからも広く募集しています。『うちの会社のアレが使えるかも』という皆さん、ぜひ応募していただければと思います(『軽石回収に関する技術・アイデアの募集について』で検索を)」

(11月17日『news zero』より)

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