竜王初防衛まで1勝の藤井五冠「身の引き締まる思い」 挑戦者の広瀬八段はW杯日本の逆転勝利に「いい刺激」
将棋界最高峰のタイトル「竜王」の初防衛まであと1勝の藤井聡太五冠が25日からの対局を前にインタビューに応じ、「身の引き締まる思い」と意気込みを語りました。
竜王戦七番勝負で藤井聡太五冠(20)は第1局で敗れたものの、その後、3連勝し、「竜王」の初防衛まであと1勝と王手をかけています。第5局は25日から福岡県福津市の宮地嶽神社で行われます。
対局を前に24日、藤井五冠と挑戦者の広瀬章人八段(35)は神社の参拝などを行った後、インタビューに応じました。
藤井五冠は「参拝させていただいて、本当に身の引き締まる思いがしましたし、このような素晴らしい場所で対局ができることを楽しみにしています」「防衛がかかる対局にはなりますけど、そのことは意識せずに、これまでの対局の内容・反省点を踏まえて戦えればと思っています」と語っています。
一方、後がない広瀬八段は、サッカーワールドカップで日本がドイツに勝利したのをテレビで見ていて、「勝負の世界に絶対はないということを証明していただいて、いい刺激になった」と話しました。
第5局は25日の午前9時から始まり、26日の午後には勝敗が決まる見通しです。
24日のインタビューの主な内容は以下の通りです。
■藤井聡太五冠
──宮地嶽神社の印象は?
参拝させていただいて、中の方を見させていただいたんですけど、とても身の引き締まる思いがしましたし、本当にこのような素晴らしい場所で対局ができるということを、楽しみにしています。
──ここまで3勝1敗で初防衛がかかる対局となるが、どのような気持ちで臨むのか?
防衛がかかる対局にはなりますけど、そのことは意識せずに、これまでの対局の内容、反省点を踏まえて戦えればと思っています。
──これまでの4局を振り返って、どのようなシリーズという印象か?
ここまで3勝1敗という成績ですけど、内容を見ると押されている対局がかなり多いので、第5局以降、今まで以上に内容をよくしていかなければいけないのかなと思っています。
■広瀬章人八段
──4年ぶりの竜王戦で宮地嶽神社を改めて訪れた印象は?
なかなか来る機会がない場所ですけど、光の道に代表されるように夕日がきれいで、久しぶりに来たんだなというのを参拝の時にも思いましたし、神社の中も覚えている場所もありまして、4年ぶりに来たというのを実感している段階です。
──角番で迎えた対局となるが、第5局はどのような意気込みで臨むのか?
追い込まれてしまいましたけれども、ここからは1局でも多く指せるようにという気持ちで、1局1局がんばりたいなという心境です。
──サッカーワールドカップは日本代表が逆転でドイツを相手に大金星をあげたがリアルタイムで見たか?
はい、見ていました。
──何か刺激を受けたか?
日本代表が置かれている状況が、今の自分と似ていなくもないので、勝負の世界に絶対はないということを証明していただいていい刺激になりました。
■藤井聡太五冠
──藤井五冠はサッカーワールドカップの日本代表の試合は見ていた?
いや、前半まで見たところで寝てしまい、朝、起きて結果を知って驚いたという感じです。
──サッカーの勝利に日本中がわいていて、この対局も日本中が注目しているが、それに対してどう思う?
ワールドカップが行われている中ですが、その中でも、この対局に注目していただけると、とてもありがたく思いますし、そういった期待に見合う対局にできればなと思っています。
──勝負飯について
さきほどメニューをいただいて、今、どれにしようか考えているところなんですけれども、いろいろおいしそうなメニューを用意していただいて、福岡は本当にグルメでおいしいイメージがあるので、とても楽しみにしています。
──先日、王将戦七番勝負で羽生善治九段との対決が決まったが、それについて一言
羽生九段とはこれまで何度か公式戦での対局はありますが、今回、七番勝負という舞台で対戦できるということで、番勝負ですと、より相手の方の棋風とかを感じるところがあるので、そういった番勝負で対戦できるというのを自分自身、非常に楽しみにしています。
──福岡滞在中に行ってみたいところは?
こちらの宮地嶽神社、参道から夕日が見えるということが有名ですので、タイミングがあれば見てみたいなと思っています。
竜王戦七番勝負で藤井聡太五冠(20)は第1局で敗れたものの、その後、3連勝し、「竜王」の初防衛まであと1勝と王手をかけています。第5局は25日から福岡県福津市の宮地嶽神社で行われます。
対局を前に24日、藤井五冠と挑戦者の広瀬章人八段(35)は神社の参拝などを行った後、インタビューに応じました。
藤井五冠は「参拝させていただいて、本当に身の引き締まる思いがしましたし、このような素晴らしい場所で対局ができることを楽しみにしています」「防衛がかかる対局にはなりますけど、そのことは意識せずに、これまでの対局の内容・反省点を踏まえて戦えればと思っています」と語っています。
一方、後がない広瀬八段は、サッカーワールドカップで日本がドイツに勝利したのをテレビで見ていて、「勝負の世界に絶対はないということを証明していただいて、いい刺激になった」と話しました。
第5局は25日の午前9時から始まり、26日の午後には勝敗が決まる見通しです。
24日のインタビューの主な内容は以下の通りです。
■藤井聡太五冠
──宮地嶽神社の印象は?
参拝させていただいて、中の方を見させていただいたんですけど、とても身の引き締まる思いがしましたし、本当にこのような素晴らしい場所で対局ができるということを、楽しみにしています。
──ここまで3勝1敗で初防衛がかかる対局となるが、どのような気持ちで臨むのか?
防衛がかかる対局にはなりますけど、そのことは意識せずに、これまでの対局の内容、反省点を踏まえて戦えればと思っています。
──これまでの4局を振り返って、どのようなシリーズという印象か?
ここまで3勝1敗という成績ですけど、内容を見ると押されている対局がかなり多いので、第5局以降、今まで以上に内容をよくしていかなければいけないのかなと思っています。
■広瀬章人八段
──4年ぶりの竜王戦で宮地嶽神社を改めて訪れた印象は?
なかなか来る機会がない場所ですけど、光の道に代表されるように夕日がきれいで、久しぶりに来たんだなというのを参拝の時にも思いましたし、神社の中も覚えている場所もありまして、4年ぶりに来たというのを実感している段階です。
──角番で迎えた対局となるが、第5局はどのような意気込みで臨むのか?
追い込まれてしまいましたけれども、ここからは1局でも多く指せるようにという気持ちで、1局1局がんばりたいなという心境です。
──サッカーワールドカップは日本代表が逆転でドイツを相手に大金星をあげたがリアルタイムで見たか?
はい、見ていました。
──何か刺激を受けたか?
日本代表が置かれている状況が、今の自分と似ていなくもないので、勝負の世界に絶対はないということを証明していただいていい刺激になりました。
■藤井聡太五冠
──藤井五冠はサッカーワールドカップの日本代表の試合は見ていた?
いや、前半まで見たところで寝てしまい、朝、起きて結果を知って驚いたという感じです。
──サッカーの勝利に日本中がわいていて、この対局も日本中が注目しているが、それに対してどう思う?
ワールドカップが行われている中ですが、その中でも、この対局に注目していただけると、とてもありがたく思いますし、そういった期待に見合う対局にできればなと思っています。
──勝負飯について
さきほどメニューをいただいて、今、どれにしようか考えているところなんですけれども、いろいろおいしそうなメニューを用意していただいて、福岡は本当にグルメでおいしいイメージがあるので、とても楽しみにしています。
──先日、王将戦七番勝負で羽生善治九段との対決が決まったが、それについて一言
羽生九段とはこれまで何度か公式戦での対局はありますが、今回、七番勝負という舞台で対戦できるということで、番勝負ですと、より相手の方の棋風とかを感じるところがあるので、そういった番勝負で対戦できるというのを自分自身、非常に楽しみにしています。
──福岡滞在中に行ってみたいところは?
こちらの宮地嶽神社、参道から夕日が見えるということが有名ですので、タイミングがあれば見てみたいなと思っています。