京アニ放火殺人、青葉真司被告側が控訴 一審は責任能力認める
京都アニメーション放火殺人事件の裁判で、死刑判決を受けた青葉真司被告の弁護側が判決を不服として控訴しました。
青葉真司被告は2019年、京都アニメーション第1スタジオに放火し、36人を殺害した罪などに問われています。
裁判では責任能力の有無が争点となり25日、京都地裁は青葉被告の完全責任能力を認めた上で「被害者らの苦痛は言い表すことができない」などと指摘し、検察側の求刑通り死刑判決を言い渡しました。
この判決を不服として、青葉被告の弁護人が26日付で大阪高裁に控訴したということです。
裁判で弁護側は「被告は事件当時、妄想や幻聴に支配されていて、責任能力はない」とし、無罪か減軽されるべきと主張していました。