京アニ放火殺人事件 青葉真司被告に死刑判決 京都地裁
2019年におきた京都アニメーション放火殺人事件の裁判員裁判で、青葉真司被告に死刑判決が言い渡されました。
青葉真司被告は2019年、京都アニメーション第1スタジオに放火し、36人を殺害した罪などに問われています。
去年9月から始まった裁判で、青葉被告は起訴内容を認めた上で、法廷では「京アニに作品を盗作された」などと犯行の動機やいきさつを語ってきました。
最大の争点は、被告の刑事責任能力の有無で、これまで弁護側は、「青葉被告は妄想や幻聴に支配されていた」「心神喪失で無罪か心神耗弱で刑が減軽されるべき」と主張していました。
一方、検察側は、「妄想が犯行に与えた影響は限定的」で「計画的で極めて危険かつ残虐な犯行」などと事件の重大性を指摘した上で、青葉被告に死刑を求刑していました。