国産ワクチンメーカーもオミクロン対応開始
新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が懸念される中、第一三共など国産ワクチンを開発するメーカーも、「オミクロン株」に対して有効か検証するなど、対応を始めました。
日本の製薬会社「第一三共」は、開発中の新型コロナワクチンについて、公開されているオミクロン株の遺伝子情報をもとに、効果の検証を始めたということです。
また、別の新型コロナワクチンを開発する「塩野義製薬」も、オミクロン株に対応したワクチンの「原薬」を製造する検討を始めたということです。
開発中のワクチンがオミクロン株に効果がない場合、すぐ製造を切り替えられるよう準備を進めるということです。
一方、インフルエンザワクチンにも用いられている「不活化ワクチン」を使った新型コロナワクチンを開発している「KMバイオロジクス」は、オミクロン株を入手して、開発中のワクチンで効果があるかなど確認するとしています。
これまでの変異株では効果が確認されていて、もし効果がなければ開発を見直すとしています。