大谷すごい!流行語年間大賞はリアル二刀流
あっという間に今年も残り1か月となりました。2021年の世相を表す「新語・流行語大賞」が1日、発表されました。ノミネートされた30の言葉から大賞に選ばれたのは、日米を熱狂の渦に巻き込んだ“あの人”の活躍を象徴する言葉でした。
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2021年「新語・流行語大賞」の予想を、東京・渋谷で聞きました。
18歳
「『イカゲーム』!知らない人は乗り遅れてるみたいになっているから。(Q.ご自身は見ましたか?)私は見ていないです」
30代
「めっちゃサウナいきました。『ととのった』サ活はじめました」
19歳
「『変異株』じゃないですかね。今また新しいのが見つかったりしているので」
25歳
「『リアル二刀流』ですかね」
まず、トップテンに選ばれたのは、一度聴いたら忘れられないインパクト「うっせぇわ」。
トップテン「うっせぇわ」 歌い手・Adoさん
「まさか流行語大賞に選ばれるなんてびっくりです。これからも楽曲を大切に歌っていければと思います」
コロナ禍で連日のように耳にした“人流”や“黙食”もトップテンに選ばれました。
■2021“新語・流行語大賞”
ジェンダー平等 スギムライジング
うっせぇわ Z世代
親ガチャ ぼったくり男爵
ゴン攻め/ビッタビタ 黙食
人流 リアル二刀流/ショータイム
その黙食を広めたのが、福岡でカレー店を営む三辻さんです。
トップテン「黙食」 マサラキッチン・三辻忍店主
「元々は当店の感染対策の1つとして投稿しただけだったんですけど、全く想像もしていませんでした」
今年1月、ポスターを掲示したところ、SNS上でたちまち拡散され話題になりました。多くの飲食店が黙食に賛同し、今や当たり前の光景となりました。
三辻さんが今後、願うのは――
トップテン「黙食」 マサラキッチン・三辻忍店主
「おいしいお食事と楽しい会話ワンセットで、楽しめる日がくればいいなと思っています」
そして、今年といえば、やはり東京2020大会・スケートボードのあの名解説です。
解説
「おお~やべぇ~」
解説
「ビッタビタはめてましたね」
解説
「1人だけすげぇゴン攻めしてて。(Q.ゴン攻めというのは?)ゴン攻めはなんか攻めてたっすね」
「ゴン攻め」に「ビッタビタ」、ボッチャで日本史上初の金メダルを獲得した杉村英孝選手の必殺技、投げたボールが乗り上げる精密なコントロール「スギムライジング」がトップテン入りしました。
トップテン「スギムライジング」 ボッチャ個人金メダル・杉村英孝選手
「オリパラ関係の言葉が数多く選ばれた中で、スギムライジングが選ばれたこと大変うれしく思っています。(ボッチャを)多くの方に楽しんでいただきたいと思っていますし。ぜひその際はスギムライジングに挑戦してほしい」
そして、年間大賞は、「リアル二刀流、ショータイム」でした。
「リアル二刀流」と予想していた人に結果を伝えると――
「リアル二刀流」と予想 25歳
「『リアル二刀流』すごい!なんかうれしい」
打っても、投げても、超一流。今年、野球界を熱狂させた大谷翔平選手。「リアル二刀流」、「ショータイム」が年間大賞に輝きました。
日本人で初めて、アメリカン・リーグのMVPを満場一致で受賞。その活躍ぶりに、国民栄誉賞も打診されていましたが、辞退した大谷選手。来年も「ショータイム」に期待です。