海底ケーブルに障害“緊急地震”発表遅れも
釧路沖や青森沖に設置されている地震計などを搭載した海底ケーブルに障害が発生しました。このため、強い揺れに警戒を呼びかける緊急地震速報の発表が最大で15秒程度遅れるということです。
気象庁によりますと、8日午後0時8分ごろから国の防災科学技術研究所が設置している地震計などを搭載した海底ケーブル「S-net」に障害が発生し、釧路沖や青森沖にある23地点の観測データを得られない状況が続いているということです。
この影響で気象庁は、釧路沖や青森沖で震度5弱以上の地震が発生した場合に強い揺れへの警戒を呼びかける「緊急地震速報」の発表が、最大で15秒程度遅れると説明しました。
「S-net」を管理する防災科学技術研究所は、障害の詳しい原因をつかめておらず、復旧の見通しは立っていないということです。