【台風6号】熊本県の一部が「暴風域」に 水俣市は「避難指示」を発表
自転車並みのスピードで北上を続ける台風6号の影響で、九州南部を中心に記録的な大雨となっています。一部が「暴風域」に入っている熊本県から中継です。
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熊本県の沿岸部、天草市にあるホテル「望洋閣」から、安全を確保してテラスからお伝えします。昼過ぎから雨風ともに強くなっています。現在、雨はやんでいますが、依然として強い風が吹いています。
熊本県は9日午後2時ごろ、天草地域を含む県内の一部が風速25メートル以上の「暴風域」に入りました。天草市牛深では、正午過ぎに最大瞬間風速27.8メートルを観測しました。
天草は県内有数の観光地なんですが、台風で大きな影響が出ています。こちらのホテルは9日、臨時休業になりました。スタッフの方に話を聞きますと、例年のこの時期は海水浴客などでにぎわうそうですが、ここ数日はキャンセルが相次いでいるということです。
また熊本県では、7日の降り始めからの雨量が300ミリを超えている場所もあり、水俣市は市内全域に「避難指示」を発表しています。10日午前中にかけ、「線状降水帯」が発生し、災害の危険度が急激に高まる可能性があります。引き続き、厳重に警戒してください。