１６日、東京都で発表されたオミクロン株感染者の濃厚接触者が、今月１２日にサッカー観戦をしていた事を受け、神奈川県川崎市は競技場の座席エリアを公表し、近くにいた観客に検査を呼びかけています。

川崎市は、都内で確認されたオミクロン株の感染者の濃厚接触者の２０代の男性１人が、今月１２日に等々力陸上競技場で行われたサッカー天皇杯の準決勝を観戦していたと発表しました。男性は新型コロナ陽性で、オミクロン株のゲノム解析結果を待っています。

川崎市は男性の近くの席で観戦していた約８０人について、濃厚接触者にはあたらないとしたものの、念のため新型コロナの検査をする方針を決め対象者の詳細を公表しました。

対象となる座席エリアはＳＡ席・メインベンチ左側のメイン上層北側Ｂゲート２１６と２１７ブロックのおよそ８０席です。

川崎市は主催者の日本サッカー協会に対し、対象者の連絡先の提出を求め、この８０人と連絡を取りたいとし、また対象者は地元自治体と連絡を取って早急に検査を受けてほしいと呼びかけています。

また、対象者以外でも当日競技場を訪れた人で体調が優れない場合、できるだけ外出を控え、医療機関に相談するよう呼びかけています。