オミクロン株懸念…医療体制強化を 都会議
新型コロナウイルスの感染状況を分析する東京都のモニタリング会議で、専門家は、オミクロン株について「今後懸念される感染拡大に備えて、医療体制の強化が必要」と警戒感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数が増加傾向にあります こちらについて注視が必要でございます」
東京都医師会・猪口正孝副会長「オミクロン株の動向に注意するとともに年末年始の入院医療体制を整備する必要があります」
東京都内の感染者数の7日間平均は、22日時点でおよそ28人と10週連続で50人を下回り、専門家は感染状況、医療提供体制ともに警戒レベルについては、「一番下のレベルを維持する」としました。
一方で、増加比は2週連続で100%を超え、今回は150%となっていて、「感染者数は増加傾向にあり、注視が必要」と指摘しました。
また、都内で6人確認されているオミクロン株については、人の移動が増える年末年始に急速な感染拡大の可能性があるため、「早急に医療体制の強化が必要」と警戒感を示しました。
都独自の変異株PCR検査については、23日正午時点で、121件検査したうちオミクロン株疑いは6件出ていますが、いずれも、すでに感染が報告されている人だということです。