東京都医療提供体制 警戒レベル1段階↓
東京都は、新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議を開き、医療提供体制について警戒レベルを1段階引き下げました。
東京都医師会・猪口正孝副会長「(医療提供体制レベルを)黄色にしました。入院患者数と重症患者数は継続して減少しており、通常医療との両立が可能になりつつある」
都内の入院患者は20日時点で280人、重症者数は27人に減少していて、専門家は医療提供体制について、4段階ある警戒レベルの下から2番目に1段階引き下げました、このレベルになるのは、去年7月に警戒レベルが設定されて以来、初めてです。
一方、感染者の7日間平均は20日時点で約46人と減少していますが、専門家は「感染経路が不明な事例がまだ多くある。潜在的に広がっている可能性が否定できない」として、感染状況に関する警戒レベルは4段階の下から2番目のままとしました。
東京都医学総合研究所・西田淳志センター長「深夜帯の滞留人口に関しては、前週に続き顕著に増加しており、特に若年層の深夜帯滞留人口が増加し始めています」
繁華街の人流に関して、専門家はこのように指摘し、「マスクを外して大人数、長時間の会食など、リスクの高い状況が重なると集団感染につながるおそれがある」と感染対策の徹底が重要だとしました。