都会議「医療提供体制は深刻な機能不全に」
東京都は、新型コロナウイルスの感染状況を分析する会議を開き、専門家は、今の状況が続けば、「救える命が救えない事態が更に悪化する」と強い危機感を示しました。
国立国際医療研究センター 大曲貴夫医師「数週間にわたって制御不能な状況が続いています。さらに多数の感染者が潜在している可能性があります。災害レベルで感染が猛威を振るう非常事態が続いております」
東京都医師会 猪口正孝副会長「現在の感染状況が続けば、医療提供体制の限界を超え、救える命が救えない事態がさらに悪化する」
都内の感染者の7日間平均は4388人で極めて高い水準で推移していて、専門家は、検査を迅速に受けられず、「多数の感染者が潜在している可能性」があると指摘しました。
また、重症患者は過去最多の277人となり、専門家は、「医療提供体制は深刻な機能不全に陥っている。人工呼吸器などの病床も不足している」と警鐘を鳴らしました。
一方、繁華街の夜間の人流はお盆休み明けから大きく増加していることも報告されました。