人出増加…感染再拡大の予兆 専門家危機感
東京都は、新型コロナの感染状況を分析する会議を開き、繁華街の人出の増加に伴い感染者も増え、専門家は、「感染再拡大の予兆が見られる」と危機感を示しました。
国立国際医療研究センター・大曲貴夫医師「新規陽性者数の増加比は2週続けて大きく上昇しております。感染の再拡大の予兆が見られます」
東京都医学総合研究所・西田淳志センター長「(繁華街の滞留人口は)宣言解除後、再び増加に転じております。人流増加が続くと数週間後に感染者が急増するリスクあり警戒が必要」
都内の感染者は、前回のおよそ376人から418人となり、増加比も111.1%と、2週続けて大きく上昇し、専門家は、「感染再拡大の予兆が見られる。人流の増加で、リバウンドのリスクが高まっている」と指摘しました。
繁華街の人出は、GW後、5週連続で増加し、一時は横ばいとなったものの、今週、再び増加に転じていて、専門家は「数週間後に感染者が急増するリスクがあり、強い警戒が必要だ」と警鐘を鳴らしました。
また、インドで確認された「デルタ株」の割合について、都の推計では今月7日の週は3.2%でしたが、14日の週には8.2%に上昇しました。専門家は、「デルタ株の増加の兆しが見られ、急速な置き換わりが懸念される」と強い危機感を示しました。