ウクライナ避難女性「思い出したくないけれど知ってほしい…」館山市の高校で講演
24日、千葉県館山市の高校で、ウクライナから避難してきた女性が「思い出したくないけれど知ってほしい」という思いのもと、講演を行いました。
今年3月にウクライナから避難してきたパンコーヴァ・オルガさんは、現在は、母校の敬愛大学の職員として勤務しています。
24日、安房高等学校で開かれた講演では、キーウで念願の日本語教室を開いた直後に戦争が起こり、避難を余儀なくされたことなど当時の状況を語りました。
オルガさん「逃げなかった人は、もうみんな亡くなっています。逃げた人だけ生きています」
参加した700人ほどの高校生は、真剣な眼差しで話を聞いていました。
高校生「私たち学生に、何かウクライナにサポートしたり、できるようなことはありますか」
オルガさん「勉強して考えて、絶対に将来、戦争にならないように。こういう世界を作ってください」
講演は、10月までに4校で行われる予定だということです。