千葉・木更津市で震度5強、今後1週間ほどは同程度の地震に注意を
11日朝、千葉県木更津市で震度5強を観測する地震がありました。気象庁は、今後1週間程度は最大震度5強程度の地震に注意を呼びかけています。
午前4時16分ごろに発生した千葉県南部を震源とする地震では、木更津市で震度5強、君津市で震度5弱、東京・千代田区、横浜市中区などで震度4の揺れを観測しました。地震の規模を示すマグニチュードは5.2で、震源の深さは40キロでした。
気象庁は、今後1週間程度は最大震度5強程度の地震が発生する可能性があるため、注意してほしいとしています。
この地震で千葉県を中心に被害が出ています。
木更津市の住民「ガシャガシャって瓦が落ちる音」
震度5強を観測した木更津市の民家では、屋根の瓦が崩れ落ち、家具などが地面に散乱するなどの被害がありました。木更津市内の飲食店では、酒瓶が割れたということです。
震度5弱を観測した君津市では、市内に住む72歳の女性が避難しようとした際に転倒し、搬送されるなど、これまでに千葉県、神奈川県で合わせて4人がケガをしたということです。
続いて、交通情報です。
JR東日本によりますと、運転を見合わせていた内房線、外房線、久留里線は、午前9時ごろに運転を再開しましたが、遅れや運休が出ています。
また、京急電鉄は空港線などでダイヤが乱れていますが、そのほかの鉄道は、おおむね通常通り運行しています。