富山駅から粋な「メッセージカード」新幹線での忘れ物に…
先月、約10年、大切に使い続けてきたタンブラーを新幹線の車内に置き忘れた男性。無事に戻ってきたタンブラーには、富山駅の職員による粋なメッセージカードがついていました。
◇
先月、関東地方から北陸新幹線で長野県に行った男性が、タンブラーを車内に置き忘れたといいます。
約10年、大切に使い続けてきたタンブラーは、富山駅の職員によって男性のもとに戻ってきました。
受け取った男性は、「開けてみたら粋なメッセージカードもついてて感動。富山駅のみなさん素敵です!次は目的地として伺います!」と、SNSに投稿しました。
すると、「富山行きたくなりました!」、「最高のおもてなし」などと話題になりました。
その粋なメッセージカードは、富山駅発、お客様行きの「お届け物特急券」です。裏面には、「不安な気持ちになられたことと思われますが、無事お客様へお渡しできて、私たちも嬉しく思います」というメッセージもありました。
去年6月から、忘れ物を届ける時に同封されている「お届け物特急券」。
発案者の当時の富山駅職員 JR西日本黒部宇奈月温泉駅運輸管理係 竹内惇さん
「忘れ物を郵送するのは電話で対応することが多い。電話での対応が機械的な印象を受けたので、温かみのあるサービスを作りたいと切符を」
JR西日本金沢支社の管内だけで、忘れ物は年間3万7000件あまりにのぼっていて、降りる際は改めて確認してほしいと呼びかけています。