「国際卓越研究大学」公募に10大学が申請
国の10兆円規模の「大学ファンド」について支援を受ける「国際卓越研究大学」の公募に10大学が申請したことが明らかになりました。
世界トップレベルの研究力などが期待される「国際卓越研究大学」(=卓越大)の認定に向けて、全国の10大学から申請があったことがわかりました。
文部科学省によると、申請があったのは「早稲田大学」、東京工業大学と東京医科歯科大学が統合を目指している「東京科学大学(仮称)」、「名古屋大学」、「京都大学」、「東京大学」、「東京理科大学」、「筑波大学」、「九州大学」、「東北大学」、「大阪大学」の計10大学です。
文部科学省は有識者会議を設置して、今後、段階的な審査を通して今年の秋ごろをめどに候補を数校に絞る予定で、2024年度から支援を開始するとしています。
審査については、大学の研究実績だけでなく、将来の研究力強化に向けた計画やビジョンなども踏まえて、書面や面接のほかに現地視察なども行っていくということです。
卓越大に認定されると、大学の規模や計画に応じて国の10兆円規模の「大学ファンド」の運用益から年間数百億円の助成を最長25年受けることができ、国内外のトップクラスの研究人材の確保や、研究施設の環境整備などを行い、国際競争力の強化を目指すことになります。