感染者は“おおむね全ての地域で減少傾向”と報告 厚労省の専門家会議
新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の感染者はおおむね全ての地域で減少傾向で、横ばいだった死亡者数も減少に転じたと報告しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「今週先週比は0.70ですから減少が継続しています。年代別でみますと全ての年代で減少が続いております」
専門家会議は、全国の感染者はおおむね全ての地域で減少傾向が続いており、1週間の10万人あたりの感染者数も、約5か月ぶりに100人を切ったと報告しました。
また、横ばいだった死亡者数も減少に転じたということです。
今後の感染状況については、大都市部の短期的な予測では減少傾向の継続が見込まれるとしつつも、3回目接種などで獲得した免疫が徐々に減ることや、「BA.5」など新たな系統が国内で検出されていて今後置き換わりの可能性があるため、夏ごろには感染者が増加する懸念もあり引き続き注視していく必要があるとしています。