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専門家会議“全国の感染者は減少傾向”

2022年6月1日 22:49
専門家会議“全国の感染者は減少傾向”

新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の感染者は減少傾向で、今後も大都市部では減少傾向の継続が見込まれるとの分析結果を報告しました。

国立感染症研究所・脇田所長「全国的にはほとんどの地域で(新規感染者の)報告数の減少傾向が続いています」

専門家会議は、全国の感染者数の今週先週比は0.73で、ほとんどの地域で減少傾向が続いており、今後も、大都市部の短期的な予測では減少傾向の継続が見込まれると指摘しました。

ただ、ここ数日は飲食店での感染が増加基調であるなど、引き続き感染状況を注視する必要があるとしています。

一方、会議では、子どもへの新型コロナ対策の課題について、専門家の提言がまとめられました。

提言では、学校や保育所などで、症状の軽い子どもに対しても検査するよう要求することが増えていると指摘。子どもへの検査は、鼻からの検体採取の際などに嫌がって体を激しく動かすなど、安全な採取が難しいため、「学校や保育園などで医療従事者ではない人が子どもに検査するのは推奨されない」と指摘し、「検査は、少なくとも症状のある子どもに限ることを基本とすべき」などとしています。