厚労省専門家会議 全国感染者「減少に転じている」と分析
新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、全国の感染者数の今週先週比は0.91となり、「減少に転じている」との分析結果を報告しました。
国立感染症研究所・脇田隆字所長「GW後半以降増加傾向がありましたけれども、それは継続をせずに、全国的には一部の地域を除いて減少傾向が続いています」
専門家会議は、感染者数の直近1週間の平均が、首都圏などでは昨年夏のピーク時を下回る状況にあると指摘しましたが、一方で、沖縄、宮崎などでは昨年末からのピークを上回っているほか、北陸地方の石川や富山、福井でもかなり増加傾向がみられるとして、懸念を示しました。
また、今後の感染状況については、接触機会が増加する中で、「BA.5」などの新たな変異株への置き換わりや、今後、ワクチンによる免疫の効果が減弱していくことなどの影響が強くなれば、増加の要因になると指摘しました。