台風6号に関する総合情報(5:34)
気象庁によると、西日本では、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風やうねりを伴った高波に厳重に警戒してください。引き続き、奄美地方や九州南部では8日午前中にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。沖縄地方でも土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、暴風や高波に警戒してください。
【気象庁の発表内容は以下のとおり】
[台風の現況と予想]
台風第6号は、7日4時には奄美市の東南東にあって、ゆっくりした速さで東へ進んでいます。中心の気圧は970ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっています。
台風はこの後、進路を次第に北よりに変えて、やや発達して9日には九州にかなり接近するおそれがあります。
[防災事項]
<暴風・高波>
西日本では、9日にかけて猛烈な風が吹いて、うねりを伴った猛烈なしけや大しけとなる所があるでしょう。
沖縄地方では7日は、非常に強い風が吹き、8日にかけて大しけとなる見込みです。
7日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方、沖縄地方、九州南部
25メートル(35メートル)
8日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
奄美地方、九州南部
30メートル(40メートル)
四国地方、九州北部地方
20メートル(30メートル)
9日に予想される最大風速(最大瞬間風速)は、
九州北部地方 30から40メートル(40から60メートル)
奄美地方、九州南部
25から29メートル(35から45メートル)
四国地方 20から24メートル(25から35メートル)
の見込みです。
7日に予想される波の高さは、うねりを伴い
奄美地方 8メートル
九州南部、沖縄地方
7メートル
四国地方、九州北部地方
5メートル
8日に予想される波の高さは、うねりを伴い
九州南部 9メートル
奄美地方 8メートル
沖縄地方、九州北部地方、四国地方
6メートル
9日に予想される波の高さは、うねりを伴い
奄美地方、九州南部、九州北部地方、四国地方
6から8メートル
の見込みです。
暴風や、うねりを伴った高波に厳重に警戒してください。
<大雨・雷・突風>
台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄地方や奄美地方、九州南部、四国地方、近畿地方、東海地方では、雷を伴った非常に激しい雨や激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。
8日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
奄美地方、九州南部 300ミリ
四国地方、東海地方 250ミリ
近畿地方 180ミリ
九州北部地方 150ミリ
9日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
九州南部、四国地方 300から400ミリ
奄美地方、九州北部地方、近畿地方、東海地方
200から300ミリ
10日6時までの24時間に予想される雨量は、多い所で、
四国地方 300から500ミリ
九州南部 300から400ミリ
九州北部地方、近畿地方、東海地方
200から300ミリ
奄美地方 100から150ミリ
の見込みです。
線状降水帯が発生した場合は、局地的にさらに雨量が増えるおそれがあります。
土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。
西日本から東日本の太平洋側では、台風周辺の湿った空気が流れ込むため、台風が近づく前から断続的に非常に激しい雨や激しい雨が降るでしょう。台風の動きが遅く、特に南東斜面にあたる地域では、総雨量が8月の月降水量を大きく超えるおそれがあります。
<高潮>
奄美地方では8日にかけて潮位が高くなる所があるでしょう。8日以降は、西日本でも潮位が高くなる所があるでしょう。高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に注意してください。
[補足事項]
今後の台風情報、地元気象台の発表する警報、注意報、早期注意情報、竜巻注意情報、気象情報等に留意してください。次の「令和5年 台風第6号に関する情報(総合情報)」は、7日11時頃に発表する予定です。