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前線停滞…広範囲で大雨 福岡・宗像市など道路の冠水被害相次ぐ

2024年7月1日 17:31
前線停滞…広範囲で大雨 福岡・宗像市など道路の冠水被害相次ぐ

活発な梅雨前線停滞の影響で、全国の広い範囲で大雨となっています。

福岡県宗像市のJR赤間駅です。足元の道路は、現在は水は引いていてバスも運転していますが、午前10時ごろまでは、辺り一帯は冠水していて、手首が隠れるほどの水が一帯を覆っていました。

宗像市では、午前6時すぎまでの1時間に7月最大となる65.5ミリの雨を観測しました。また福岡県内では、降り始めからの雨の量が八女市黒木で265.5ミリ、柳川で223ミリとなっています。この雨の影響で、宗像市や北九州市、久留米市などで冠水被害が相次ぎました。

また、この雨の影響とみられる被害も確認されています。警察によりますと1日午前11時半ごろ、北九州市小倉南区市丸で「川に自転車が落ちている」と110番通報がありました。

駆け付けた警察官が側溝に落ちている自転車を発見し、およそ150メートル先の川で男性の遺体を発見しました。男性は、側溝に落ちて川に流された可能性が高いということです。当時、小倉南区周辺では強い雨が降っていて、側溝の水の量が増えていたとみられるということです。

気象台は引き続き、土砂災害や、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。