東京ドーム近くの交差点で、無免許でバイクを運転し赤信号を無視して、女性をひき逃げしたとして、17歳の少年が逮捕されていたことがわかりました。

また、同乗していた友人の少年も、危険運転の手助けをしたとして、書類送検されました。

捜査関係者によりますと、危険運転致傷とひき逃げの疑いで逮捕されたのは、埼玉県に住む会社員の少年（17）です。

少年は、今年6月、無免許でバイクを運転し、赤信号だった東京・文京区の東京ドーム近くの交差点に突っ込み、自転車の女性（50代）と衝突して、けがをさせたうえ、そのまま逃走した疑いがもたれています。

また、バイクの後部座席にいた、友人の少年（17）も、運転していた少年を手助けしたとして、危険運転致傷ほう助の疑いで書類送検されました。

この容疑での立件はきわめて異例だということです。

調べに対し2人は「信号を守るつもりがなかった」と容疑を認め、運転していた少年は「友達に逃げろと言われ、警察に捕まると思って逃げました」などと話しているということです。

警視庁は2人が事故を起こす前にも、蛇行運転や信号無視を繰り返していたとみて調べています。