兵庫・斎藤知事“贈答品受け取り” 複数の新証言
兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラなどの疑惑に関する職員アンケートで、カニなどの贈答品を受け取ったとする、新たな証言が複数寄せられていたことが分かりました。
斎藤知事の疑惑を巡り、百条委員会が行った職員アンケートは、中間報告でおよそ4500人分の回答が集約されました。
このうち、斎藤知事が贈答品を受け取っていたとする「おねだり疑惑」について、「実際に見た」や「人づてに聞いた」などと回答した人はおよそ2割でした。
自由記述欄には、「職員が断ったカニのお土産を、『いらないのなら私がいただく』と、職員の分まで持って帰った」「イベントで淡路島の玉ねぎを欲しいと発言していた」「お土産がもらえると機嫌がよくなるので、担当者が事前に依頼し、自腹で会計をすることもある」などと、新たな疑惑が記されていました。
ただ、人づてに聞いたとする内容も含まれるうえ、「社会通念上の範囲で受け取っている事例は多くあると思われる」など、斎藤知事を擁護する声も複数ありました。
これについて、斎藤知事は昼ごろ取材に応じ、「アンケートの詳細を確認してからコメントしたい」としたうえで、贈答品について、「儀礼の範囲内で受け取っている。あくまで県としての受領だ」と強調しました。