福島第一原発の処理水“海洋放出設備”県などが認める
東京電力福島第一原発の処理水を海へ放出する計画で、福島県などは東京電力に放出の設備の着工について、了解すると伝えました。
福島第一原発にたまる放射性物質のトリチウムを含む「処理水」について、政府は去年、薄めたうえで海に放出する方針を示し、国の原子力規制委員会は先月、東京電力が提出した設備の設置する計画を認可しました。
これを受け、福島県の内堀知事は2日夕方、東京電力の小早川社長に放出に必要な設備の着工についての了解を伝えました。
内堀知事「国は今後も前面に立って、基本方針、行動計画に基づいて、責任を持って取り組むべき」
処理水の海洋放出については、全国の漁業関係者などからも理解は得られておらず、実際の放出はいまだ不透明な状況です。